「GRANDIT」(グランディット)
インフォベックは中小企業向けERPパッケージ「GRANDIT」(グランディット)を発売した。GRANDITの開発は国内ユーザー企業7社が協力。自社製品として販売、導入などを行う。5年後に中小企業向けERPパッケージ市場の20%、300億円の獲得を目指す。
中小企業向けのERPパッケージをSIerが連合して開発したようです。いかにも日本的な情景です。

なぜ一社単独で開発しないのでしょうか?
参加したのはインフォベック親会社のインフォコムのほかにITエンジニアリング、ウチダユニコム、NECネクサソリューションズ、オリンパスシステムズ、ジェイアール東日本情報システム、双日システムズ、日商エレクトロニクス。
ああ・・・なるほど。どのSIerも2流どころ、中には3流も混じってますね。
一社単独ではたとえ製品を開発してもシェアがとれない=市場に淘汰されてしまうと考えたのでしょう。
ERPパッケージはある程度の顧客認知がなければ、提案の段階ではじかれてしまいます。
たとえ提案を聞いてもらえたとしても、実績がなければ導入は難しいでしょう。
発売から、徐々に認知と実績を積み、シェアを確保していくのは、彼らの企業規模では困難です。
価格は100ユーザーの利用で、すべてのモジュールを導入した場合に3000万円程度。モジュールは1つ当たり200~400万。この価格はインフォベックが競合と位置付ける住商情報システムの「ProActive」や富士通の「GLOVIA」などのほかの国産ERPパッケージと同程度
5年後に300億円ということは、フルパッケージで100ユーザx1000社ということです。
参加SIer一社あたり、140クライアント・・・年間28件導入する計算になります。
一案件6ヶ月のプロジェクトだとして、平行14プロジェクト動かなくてはいけません。
これは、現実的な数字なのでしょうか?
稼働率75%、プロジェクト平均参加人数5人だと仮定すると、マネージャ含めて100人程度の専属チームが必要になります。
ITエンジニアリングの社員数は270人です。もはや社命をかけて取り組む必要がでてきますね。他の会社はもう少し社員数いますが、3000人超えるNECネクサソリューションズがどこまで本気で販売に力をいれるかが鍵ですね。
・・・それとも下請けとの関係を利用して無理矢理GRANDITを押し付けていくんでしょうか?
下請けに押し付けたとしても、フルパッケージで3000万円という価格設定は5年後まで続けられないでしょうね。300万円程度なら競争力をもつかもしれません。

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