2007年6月アーカイブ

和菓子の大口屋
SEO対策という言葉が巷にあふれています。
サーチエンジンオプティマイゼーション(Search Engine Optimaization)、検索エンジン最適化というわれる概念です。
簡単に言うと、特定のキーワードで検索した際に自分のサイトが検索結果の上位にくるように、「最適化」対策をするということです。

検索エンジンとして有名なのはYahooとGoogleの2つがありますが、それぞれの対策がことなります。Yahooで検索上位にするための対策とGoogleで検索上位にする対策の優先順位が違います。

たとえば、和菓子のECサイトがあったとしましょう。
SEO対策前は、サイト内では「和菓子」、「和がし」、「和スィーツ」、「京菓子」などと、文章によって表現が揺れていたとします。これでは検索結果で上位にくることはありません。

Yahooでの月間検索回数を調べることのできる、キーワードアドバイスツールをつかって調べてみると、それぞれのキーワードの検索回数は次のようになっています。
和菓子 41,128回
和がし 34回
和スィーツ 832回
京菓子 4,292回

単純には、サイトとしては「和菓子」というキーワードで文章表現を統一して検索上位をめざすのが良いのです。・・・・が、検索回数の多いキーワードはライバルも多く上位になるのは難しいものです。
ちなみに、「和菓子」で検索すると次のサイトが上位に来ます。

Yahoo
和菓子村上 http://www.wagashi-murakami.com/ Googleでは13位
大口屋 http://www.ooguchiya.co.jp/ Googleでは圏外
甘泉堂 http://www.kansendo.com/ Googleでは15位

Google
Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%8C%E8%8F%93%E5%AD%90
全国和菓子協会 http://www.wagashi.or.jp/
和菓子最前線(個人サイト) http://www1.ocn.ne.jp/~kumatin/

両者を比べると内容が随分異なります。
Yahooの上位は、和菓子の店舗でネット販売をおこなっています。一方Googleでは、権威のあるサイトを上位になっています。

特に注目して欲しいのが大口屋です。Yahooでは2位なのに、Googleでは100位に入っていません。
もう少し大口屋のサイトについて調べるために、SEO Toolsを使ってみましょう。詳細結果はこちら

大口屋
Yahoo 被リンク数 400件、登録ページ数29件
Google:被リンク数 15件、登録ページ数 43件

和菓子村上
Yahoo 被リンク数 388件、登録ページ数62件
Google 被リンク数 5件、登録ページ数53件

被リンク数が大切だと言われているGoogleですが、大口屋の被リンク数は和菓子村上より多いです。これはどういうことでしょうか?

SEOを多少知っている方ならもうお気付きかと思います・・・大口やはサイトの見出しに「和菓子」という単語(キーワード)が入っていないのです。SEO対策の基礎中の基礎の、「titleタグの中には最も重要な単語を入れる」
を守っていません。

つまり、大口屋は、「和菓子」ではなく、「大口屋」というキーワードで検索されることを期待してサイトをつくっていることになります。ちなみに、大口屋の検索回数は、月間1,458回です。どちらのキーワードを重視すべきかは検討するまでもありません。

サイトの内部をみるときちんとMetaタグを記述しているだけに画竜点睛を欠くといったところです。
大口屋のMetaタグ
<meta name="keywords" content="大口屋,おおぐちや,和菓子,麩饅頭,麩まんじゅう,ふまんじゅう,餡麩三喜羅,あんぷさんきら,ショッピング,通販,オンラインショップ,銘菓,尾張">
<meta name="author" content="大口屋">
<meta name="description" content="文政元年創業以来伝統の技を守り、素材を活かした和菓子作りを続ける、菓子処大口屋のサイトです。尾張地方を代表する銘菓「餡麩三喜羅(あんぷさんきら)」を通販でご購入可能です!">

教訓:被リンク数よりもキーワードを正しく設計することが大切

最重要キーワードはTITLEに挿入しないとGoogleで上位にこない

では、そろそろ本題の、YahooとGoogleのSEO対策の違いを調べていきましょう。
論点は「GoogleではなぜWikipediaが1位か?」という点に絞られます。

Wikipedia 和菓子
Yahoo 被リンク数 27件、登録ページ数1件
Google 被リンク数 23件、登録ページ数2件

Wikiのリンクを調べてみても、さほど変化はありません。
Googleに詳しい人の中には「Wikipediaはページランク5もあって高いからだ」と短絡的に結論づけるかもしれませんが、それは違います。3位の和菓子の最前線のページランクは3です。

では、ためしに「あんみつ」というキーワードでGoogleを検索してみましょう。
Wikipedieは3位にあんみつのページがでてきます。1位の有名でないバンド「あんみつ ANMI2」のページランクは3位です。

SEOを提供する会社の常等句に「ページランク6のサイトからリンクをはります」、「あなたのサイトをページランク4以上にします」といったものがあります。・・・が、これらは謎のGoogleGuyが言うことを信じるなら、ページランクは玩具で、重要ではないのです。
私たちがGoogleツールバーに表示されることで知ることのできるページランクはページの総合的な評価で、特定のキーワードに対する評価ではありません。しかもこの集計は半年に1度程度しかおこなわれないのです。

検索エンジンを本気で作ろうとしたことがないと共感をもってもらえないかもしれませんが、GoogleやYahooは登録してある全てのページに対して、キーワードごとの順位評価をしているのです。

ここに、GoogleとYahooの仕組みの違いがあります。

ページとキーワード間の評価基準としてつぎの2つがあります。

A、ページ内のキーワードの出現回数と出現位置 (コンテンツ評価)
B、リンク元ページのキーワードの評価 (リンク評価)

基本的にはAのコンテンツ評価でページとキーワードの関係を定めます。(Titleにキーワードが入らないと上位表示されないのはこのためです)
これに加えてBのリンク元ページの中にあるキーワードで、リンク先のコンテンツのキーワード評価を補正します。

Yahooに比べてGoogleでは、Bのリンク評価による補正が大きいのです。
具体的にはリンクタグ(Aタグ)に入っている文言が、リンク先のページの重要キーワードとどの程度一致度をリンク元ページのリンク数で割った値が一定以上の場合適切なリンクとみなされリンク先ページのキーワード評価が向上します。

Wikipedia 和菓子のページへのリンク元をみると、すべて「和菓子」キーワードでリンクが貼られています。
このリンク評価は被リンク数に顕れています。もう一度、大口屋の被リンク情報をみてみましょう。

大口屋
Yahoo 被リンク数 400件、登録ページ数29件
Google:被リンク数 15件、登録ページ数 43件

YahooとGoogleで被リンク数に大きな差があります。
これはGoogleにとって多くのリンクが評価に影響を与えていないということです。
ためしに、大口屋にリンクしているサイトを見てみましょう。

サイバータウン大口

いわゆるリンク集です。
この手のリンク集がまったく無価値とはいいません。事実Yahooでは上位表示に貢献していますし、Googleでもリンク元サイトとして表示されないだけで、カウントはされています。しかし、googleで十分に意味をもつようにするには少なくとも10,000ページからリンク程度ほしいところです。

また、こちらのサイトもYahooにしかリンクが登録されていません

まっとう名古屋の王道「土産ガイド」

非常に良いページです。大手ポータルのエキサイトの記事ですし、記事内部にリンクが入っています・・・が、HTMLソースが酷いため、このページ内容と大口屋のホームページが高い関連があると評価していないのです。

ページの出現回数を調べるツールを使ってみました。
調査結果

名古屋、エキサイト、ニュース、といった単語が高く評価されているため、リンク先の大口屋と関連のある、和菓子は6点です。リンクを貼ってもらえることは感謝すべきなのですが、リンク元のHPの構成には口をだせまん。

教訓:適切でないサイトのリンク価値は低い

リンクを貼ってもらうことに努力をするよりも、サイト内のコンテンツを充実させることが大切

世の中にはSEOコンサルティング会社はたくさんあります。
キーワードの再検討や、HPのコンテンツの拡充を提案するよりも前に、外部からの被リンク数を増やすことを提案してきたら注意が必要です。

このような背景から、サイトのページを増やす方向でSEO対策をするのが最近の流行です。そのため、ページ数の少ないサイトではSEOに費用をかけるよりも、広告に費用をかけるほうが健全です。

教訓:SEOはライバルが多いほど費用がかかる

費用対効果の測定を提示しない業者は利用しないようにしましょう

これ以上メールしないでぇ~

と、グーグルが叫んでいますwww
Accidents Happen As most of you know, our program policies state that publishers are not permitted to click on their own ads for any reason. For this reason, we've received many emails from publishers letting us know that they've accidentally clicked on their own ads. If you're one of these publishers, we truly appreciate the efforts you've made to monitor your account and keep it in good standing. However, we do understand that an accidental click may occur from time to time, so there's no need to contact us each instance this occurs.

みんなも知っての通り、Google Adsenseでは自分で自分のサイトの広告をクリックすることを禁止しています。「アボセンス」という言葉で知られるように、自分のサイトの広告を毎日クリックしているとグーグル様にアカウントを停止されてしまいます。

でも、サイトを作っている際に間違って広告をクリックしてしまうということはよくある話です。ヘルプのどこに書かれていたか失念しましたが、「間違ってクリックした場合は即座にグーグルに連絡をして赦しを請う」事が奨励されていました。

・・・・そして、「an accidental click may occur from time to time, so there's no need to contact us each instance this occurs」

もう毎回毎回連絡してこないでよね!ばかぁ(*///)!

だからといって、自分サイトの広告をクリックしていいわけではありません。
グーグルでは広告プレビューツールの利用を推奨しています。

クリック保証のため、費用対効果が疑われるアドセンス広告ですが、実はそんなに悪くないんですよねぇ・・・。A8.netとか固定で月額4万円とるので、月度10万円程度の広告キャンペーンの場合、率はいいですよ。

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