Google Booksが出版社を殺す? 蘇らせる?

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Googleが米国出版社協会と和解したニュースが報道され、Google Booksが本格的に電子図書館になることが期待していました。ですが、それはまだ少し未来の話で、特に日本語の書籍に関しては、アメリカの2~3年遅れ、下手をしたら日本ではサービスが開始されないかもしれないと油断していました。

ところが・・・・

Google Books最高!!

Google Books愛してます。もう本屋いきません、おうちに引き篭もって暮らします!くらいの喜びです。

 

例えば、メルセンヌ素数に関する書籍を探そうとAmazon.co.jpで検索すると検索結果は0件です。

 

一方、Google Booksで検索すると、12件結果が返ってきます。そのうち10件は、なんと中身が閲覧できます!

 

 

しかも!どこのページにでているかも判ります。

 

これまでの書籍検索のシステムの多くが、検索条件で絞込みができるのが、著者名、出版社、タイトル、発行年度、そして貧弱なタグ付けされたキーワードでした。

Google Booksは全文検索です。全部です、全部。調べ物に最高だわ・・・・特に学術用途や、マーケティングデータ作成なんて時には抜群の能力発揮します。

さて、このGoogle Booksは著作権について、「著作権者」と「著作権周辺事業者」からすると許されざる行為に及んでいます。なにしろ、本の中身が見えてしまうわけですから、本を書いたり売って生業としている人にしてみたら、商売あがったりです。

でも、本当にそうでしょうか?

書籍の価格が1000円だとすると、100円が作者、200円が本屋、100円が卸し、600円が出版社に入ります。

出版社ぼろ儲けwwww 金の亡者かよwwww

と短慮をしてはいけません。

出版社は600円から、校正費、装丁デザイン費、印刷費、倉庫費、営業費、そして編集者の人件費を支払う必要があります。1000円の本を1万部印刷し、全て売れたとしても600万円でこれらを賄う必要があります。なによりも売れなかった場合のリスクを背負い込むのです。

そこで、もし、Google Booksで、電子的データを定価の15~20%程度で購入することがどうでしょうか?

1000円の書籍が、150~200円・・・魅力的です。

これまで図書館で借りていた人や、ブックオフで100円均一をあさっていた人たちが対象になるはずです。昨日の日経新聞の夕刊にもありましたが、図書館や古本屋の存在は、本の売上げを悪くしているのですから、出版社と著作権者の利益機会を侵害しています。つまり、Googleが電子データで書籍販売をすることは、著作権者の利益を侵害ではなく、利益機会の増大を図れます。

逆に、Google Booksがあるがために書籍の購入をしなくなる人はどのような人でしょうか?

さらに、Google Booksは電子出版専業の出版社の可能性を広げます。

電子データ専業の出版社であれば、印刷費、倉庫費は不要です。営業はGoogleがしてくれます。校正と装丁はあったほうがいいですが、Amazon MTurkを使えば、1冊10~20万円もあればできるでしょう。となると、著作者へのマーケティングコンサルタントともいえる編集者の人件費ですが・・・1冊あたり50万円と仮定しましょう。すると、1万冊売れれば作者以外のコストは60~70円です。

これは絵に描いた餅で、実際はGoogleは広告費をとりますけどねww

なんにしても駄本が減って、良本がビッグセールになっていくでしょう。

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このページは、noguが2009年4月21日 19:47に書いたブログ記事です。

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