シェアリングビジネス

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シェアリングについて考える機会があったので、備忘録です。

シェアリングは、物品を独りで所有(独占)するのではなく、複数の人でひとつのものを所有(共有)するという概念です。

基本的にレンタルと似ているのですが、異なっている点もあります。
私なりの比較を下記に示します。

           レンタルシェアリング所有
コスト利用時に発生毎月発生(会費)購入時に発生
バリエーション多種多様。必要に応じて自由に選択多種多様。レンタルよりはバリエーションが劣る所有対象のみ
望ましい利用形態不定期に利用。利用毎に要件が異なる定期的に利用する。利用頻度が比較的少ない。常に利用できる状態が求められる。
望ましい商品特性商品価格が高い。特殊な用途に利用される(例:ウェディングドレス、トラック、イベント用音響装置)。所有コストが高い(メンテナンス、保管場所、税金)。日常的に利用される。破損し難い。販売価格と卸価格が乖離している。商品価格が低い。所有に意味がある(愛玩動物、結婚指輪、資格、携帯電話)、生理的に共有できない(靴・下着)、法的に共有できない(妻子)

所有をせずに、代金を払って利用するという意味では、レンタルとシェアリングに差はありません。両者を隔てるのは、利用料金の体系です。

シェアリングでは会費制を導入しています。極端な定義ですが、会費がないサービスは、シェアリングを名乗っていたとしても、実態はレンタルです。

借りる側からすると、「共同所有だからレンタルよりシェアリングの方が安い」と、認識するかもしれませんが誤りです。

シェアリングが安くできるのは、利用者が定期的に利用することをサービス会社に約束することで、継続的な顧客獲得のためにPRコストを低減できるのが理由です。

ですので、シェアリングがレンタルより優れているかというと、そんなことは全くなくて、サービス提供会社視点で、シェアリングの会費制モデルが望ましく、小規模事業者でもコスト削減しやすいので、レンタルより低価格で参入する会社が多いわけです。

また、社会的に着目されているのは、所有をやめて、会費制のレンタルで補う人々が増えてきた点ですね。これまでは所有に意味があるとされていた、別荘、自動車、高級ブランド品などがシェアすればいいよって話ですからね。

なにしろ、普遍性のあるシェアリングは、行政サービスで実現しています。図書館なんて行政シェアリングの良い例です。

つまり、ビジネスイノベーションの源泉は、「レンタルからシェアリング」ではなく、「所有の利便性を損なわないレンタルサービス」を実現することです。(TSUTAYAのポスレンなんて頑張っていますよね)

なんにしても所有しないで必要なときに借りて使うのは、エコノミーで、エコロジーでいいですよね。

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このページは、noguが2009年8月26日 14:13に書いたブログ記事です。

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