テクノロジーの最近のブログ記事
Windows 2008 R2の上でWindows 7をゲストOSとして利用していますが、高速化のためにはいくつもの注意点があるようなのでまとめておきます。
ちなみに環境としては、Intel Corei7 930, Crucial SSD 128GB (OS, VHD設置ドライブ)、メモリ12Gです。
自分の期待値としては、ホストOSの50~70%の性能がでればよい(参考資料)・・・というところなのですが、現状では10%以下です。ホストOSのCPU利用率は1~3%程度・・・。
ホストOS側のタスクマネージャーでは表示されているCPU利用率は、ゲストOSのCPU利用を含まないので、実際には、パフォーマンスモニターでHyper-V Hypervisor Logical Processorで見ないとわかりません。これでみると、かなりいい値がでてきます。CPUはほぼ100%利用できる感じですね。
それでも、遅いので色々調べたら、細かいTipsがありました。
高速化Tips:
ホストOSでVHDファイルをセキュリティ検査の対象外にする。
VHDは容量固定のほうがパフォーマンスがよい。(データ)
統合コンポーネントをインストールする。(リンク)
Hyper-V Managerを閉じる
IPv6をホスト・ゲスト双方で切る
ホストOSの仮想ネットワークカードのLarge Send OffloadをDisableにする。
ゲスト用とホスト用のネットワークカードを分ける。可能ならホスト毎に物理NICを増設し、仮想ネットワークアダプタをつくる。
手動でパッチをあてる。(パッチ一覧)
ゲストOSにWindows 2008 Serverを使う。
その他 Tips
仮想ネットワークアダプタ周りはチューニングしないと、IEなんかがもっさりして使い物にならないですね・・・
先日また、ブランドダイアログのGRIDYの新聞広告が、日経に掲載されていました。
またもや、全面広告です!

7月にも全面広告出したときにも記事( GRIDYが日経新聞に全面広告 )を書きましたが、今日みたら随分とウェブサイトに変化がありました。
あれ? P2Pは? 遊休資源の有効活用は?
お知らせ
本日、約3,900社にご利用いただいている完全無料のSaaS型クラウド・グループウェア『GRIDY(グリッディ)』は、SaaS型グループウェア・SFA/CRM「Knowledge Suite(ナレッジスイート)」へと進化し、「GRIDYグループウェア」を始め、「GRIDY SFA」、「GRIDY CRM」、「GRIDY CENTER」、「GRIDY AGENCY」、「GRIDY AFFILIATE」からなる6つのアプリケーション群と、企業のインフラ環境に応じたクラウドを提供するサービス総合ポータルとして生まれ変わりました。
・・・つまり、無料は縮小の方向で、有償グループウェアソフトの販売会社になったというこですね。
経営的には実に正しい選択です。
でも、黒歴史のP2P Gridyの説明イメージ残しておいてほしかったな・・・。おかげで過去記事の図表がリンク切れです。(Google様からキャッシュを探してきて復元しました)
しかし、サイボーズ、SalseForce、シナジーマーケティング、など有象無象の競合がいる中、どうやって戦っていくんだろう。
価格表 (C社=サイボーズ、D社=シナジーマーケティング かな?)
有料版GRIDY
有料プライベートGRIDY
利用ユーザあたり課金のない料金体系を作成で差別化しているけど、別段安くないから乗り換え動機は薄いなあ・・・。
これならAmazone EC2の方が価格メリット大きそう。なんにしても一度使ってみたいなあ。
しかし、GRIDY記事のアクセスログを解析するとサイボーズからのアクセスが多い・・・。「Gridy 問題点」とか「Gridy 2ch」とか、かなりブランドイメージを気にされていますね。
結論からいうと、Google Appsは使い物にならない!
以前より現場から、「メールがエラーになる場合がある」というクレームがあがっていたのですが、借りていたValue-DomainのDNSの不調もあり、「原因不明」のままにしていたGoogle Appsでのメール不調ですが、原因がGoogle側にあることが確定しました。
Google Appsで、登録ユーザには普通にメールが届くのですが、グループメールアカウントにメールを送ると、下記のような「Bulk Emailガイドラインに抵触したからチェックしろよ!」というエラーメールが返って来ます。昨日までは普通にメールが出せていたのに急にです。
This is an automatically generated Delivery Status Notification
Delivery to the following recipient failed permanently:
Technical details of permanent failure:
Message rejected. Please visit http://www.google.com/mail/help/bulk_mail.html to review our Bulk Email Senders Guidelines.
違うSMTPサーバからメールを出すと届くので、どうやら自分の使っているSMTPサーバが「大量メール発信サーバ」とGoogle側で判断されてしまっているようです。
件のSMTPサーバは、いくつかのWebアプリケーションでメール送信サーバとして利用はしていますが、SPAMと呼ばれるほどMailを送信しているわけではありません。せいぜい1日100通程度、Gmail向けメールは10通に満たない程度です。
Google Apps Known Issues こちらに(日本語には記載がないので英語を選択する)書かれているように、既知の課題のようで、「SPFレコードをしっかり設定しても、ダメだったら、個別に連絡ください」 (もちろん返事など来ない)、という有様。「返信はスプレッドシートで集計されます」がよけいに腹立たしい。
Googl Apps ディスカッショングループでも、Google Apps Helpでも困っている人がいるようですが、2月頃から問題がわかっていて、未だに解決していません。誰からも反応がもらえない人もいます。怒り狂っている人も。
10万円払ってでもすぐに解決してほしい問題なのに、対応の進捗すらわからない・・・・、半年近くたってもIssueのまま。これはGoogle Appsのビジネス利用はできないということです。
他のメールサーバに乗り換えます。
気になったTechCrunch記事を備忘録がわりにまとめておきます。
キャピタル関連
SequoiaとGreylockがOpenDNSにビッグな投資
黒字経営にもかかわらず事業拡大のために投資を呼び込む。ビジネスを拡張させる意思が高い。しかし、たかだかDNSサーバでそんなに儲かるものなのか? どうやらビジネスモデルとしては、セキュアなDNS・・・つまりDNSポイゾニングを喰らわないで、意図しないサーバや、危険なコンテンツのあるサーバに接続しないようにできますよ・・・ってこと。
Y Combinatorから2件。
Y Combinator傘下のPicurioは団体利用に適した写真共有化サービス
旅行や結婚式で、参加者がそれぞれ撮影した写真をルームという概念で共有するサービス。魅力がわからない。Flickrのニッチを狙ってるみたいだが。
Y Combinator傘下のMixpanelはGoogle Analyticsよりも高度なアクセス解析/ユーザビヘイビア解析を提供
Google Analyticsと競合するのは苦しい。僕は諦めた。解析ではなく、示唆まで落とし込み作業として提示しないとユーザバリューが創造できない。そして、現状でそこまでやると開発リスクが高すぎる。
私のテクノロジー業界情報収集の七つ道具にTech Investor Newsが加わった
日本でもプレスリリース多すぎて、ほしい情報だけ手に入れたい。自分でつくるかな・・・。でもベンチャー投資情報って公開全然されてないんだよね。
慎重ながらも楽観的:CrunchBase Q2レポート、VC投資とベンチャー出口に上昇の兆し
投資額がうらやましい。国内も産業革新機構に期待しましょう。しかし、こっちの記事と随分趣がちがうな。
Amazon Buys Zappos; The Price is $928m
靴屋が1000億円かよ。
バーチャル通貨の価値:Super Rewardsの本当の値段は$50Mに近かった
これは興味深い。日本でいうとポイントサイトのように一見みえるが、Super Rewards、Offerpal Mediaをみると、「貴方のお友達をお金に変えよう」的なサービスに対して、対価を現金でなく仮想通貨で行う仕組みのようだなあ。運営会社の違うポイントサイトや、アドネットワークが共通の仮想通貨を利用している・・・そんな雰囲気。
サービス関連
Rakuten―国外では無名だが、日本最大のeコマース・サービスがAmazonに挑戦中
楽天イメージ悪すぎなんだよな。しかし、各社がワールドワイド展開を絞っている現在は、グローバル化のチャンスだね。
「Twitterにビジネスモデルがない」とまだ言う人たちにはまったく興味が持てない
馬鹿には見えない服・・・・ですか? すばらしい!
Face.com―顔認識技術でFacebookの写真を一括タグづけできるサービス
ああ、これはいい。なんに使えるってわけでないし、お金にもならないけど、技術的におもしろい。
リアルタイムWeb
リアルタイムWebはソーシャルな顧客関係管理(Social CRM)の到来を告げ, 動的な関係性構築のないマスメディア広告は非力化
今週の日経新聞をまとめ読みしていたら、GRIDYの全面広告が掲載されていました。
7/6 (月)の10ページ目に全面広告、ほんと驚きました。
日経新聞の一面広告って2000万円かかるんですよ。正直、ベンチャーが利用する媒体ではないので、「おおーーGRIDY順調ジャン!」とは素直に思えず、「おいおい、大丈夫かよ?広報マネージメントできてないんじゃないか?」って思います。日刊工業新聞でも300万円なんだけど、ディスカウントしてもらっているのかな・・・。
昨年あたりにGRIDYの話を聞いてから着目しているんですが、メディア露出やプレスリリース頑張っていますね。GRIDYの技術的要件や収益構造はいろいろと問題を内包していますがひとまずおいておくとして、なぜこれほど広報に力をいれないといけないかということを少し触れたいとおもいます。
GRIDYの仕組みは下図がわかりやすいです。

GRIDYは多数のクライアントPCのCPUパワーをかりるSETI@HOMEなどとおなじ構造をとっているため一定数以上のユーザが必要です。加えて企業に利用のアプリであるため、信用されていないといけないので、ブランド力が求められます。
おもしろいんだけど、この手のPC資源の受益者と提供者がことなるタイプの分散コンピューティングのインフラストラクチャーは、ボランティア以外は上手くいっている例がないんですよね・・・。
GRIDYのビジネスの最大の問題点は論理的には破綻している点です。
1. GRIDYの普及のためには無償提供するアプリケーションが魅力的である必要がある。また、GRIDYの提供するアプリケーションと同等の有償アプリケーションを使うコストが、社内PCの電源をいれておくコストより高くなくてはいけない
2. GRIDYのアプリが十分に魅力的であるならば、有償提供をおこない収益を得るべきである。
3. つまりGRIDYを有償提供するよりも多い収益をCPUリソースを利用する会社から得なくてはならない。
魅力的でないアプリであれば誰も利用しないし、十分に魅力的なアプリなら有償で提供するほうがビジネスモデルが簡単。なんでこんな複雑なビジネススキームをつくるのか理解できないです。
GRIDYのもつCPU、HDDリソースの分散コンピューティングインフラストラクチャーに十分にお客さんをつけることができるならば、コンピュータ提供側には現金で対価を払ったほうが、「魅力的なアプリを開発し続ける」というリスクを除去できて成功しやすい。
・・・なんだよなぁ。
会社はメインの事業では黒字をだしているようですが、このGRIDYの技術を旗にふって、ベンチャーからお金を出資してもらっています。
67,200,000円 (資本準備金57,300,000円)
株式会社ジャフコ
大和SMBCキャピタル株式会社
新規事業投資株式会社
VCから1億、オーナが1500万ってところかな・・・。
GRIDYの運営会社ブランドダイアログの役員の面々みると技術会社ってよりも、広告プロモーション会社って感じだな・・・。だからプロモーション戦略ばかり優れていて、肝心の事業根幹がぬるいのかな?
なんにしてもソフトウェアの保守管理コスト甘く見ている気がするなあ。
GWは日々の雑事や開発から離れて、少し離れた視点から事業を見つめています。先日、LingrやLunarrの失敗を分析したのもその一環です。
1年前になるんですが、「総務省がベンチャー経営の手引き」を出しているので、良い機会なのでこれを読みながら考えてみたいともいます。
この資料は、ベンチャー企業に事業計画の立て方の講義をするための講師への教科書としての位置づけがあります。218ページもありますが、後半部分はマッキンゼーのロジカルシンキング本やSay it with chart本などの抜粋や、「○○に必要なn個の習慣」などの心得が多いので、実質的には事業計画としては、第2章と第3章があたります。
地方自治体などがベンチャー支援の一環として指導講座を開く際の講師選抜の心得までつくってありますが、こちらみるのも参考になります。
で、この手引きなんですけど・・・戦略コンサル臭がプンプンする。ロジカルだけど、判り難く、現実剥離がある・・・。どこのコンサル会社かと中を読む前に調べてしまうのが悪い癖なんですが、調べたらすぐわかりました。ブレークスルーパートナーズ様の著作です。(いくらで落札したんだろ・・・800~1500万円くらいかなあ。)
この資料は悪いものではないです。ただ、あたりまえでつまらんな・・・といった印象があります。なぜでしょう?
創業期から事業拡大期の
ICT ベンチャーの経営者にとって求められる事業計画作成能力の向上を、効果的に支援するための教育プログラム(報道資料)
・・・ああ、内容が情報技術にフォーカスされてなく、一般的な経営論に始終しているからです。特許ポートフォリオについて1ページ、エンジニアのスキルチェックが4ページ。
この資料には大切な対比がひとつ抜けています。一般的なベンチャーと技術ベンチャーの対比です。
技術ベンチャーの難しさのひとつは「先行投資が大きく、リターンまでの期間が長い」という点です。多くの場合、自己資金だけで賄えない場合は出資者・融資元を探さなくてはいけません。この出資者を説得する際に必要な点を記してあるのが、総務省の手びきです。
一般的なベンチャーは事業計画に基づいて必要な出資をしてもらえれば一段落です。(出資者が事業計画を精査するので、妥当性が十分) しかし!技術ベンチャーは出資を受けてからも難しい。
なぜなら、技術ベンチャーは資金投資先の選択が複雑なためです。
例をあげて比べてみましょう。
①「1000円、10分ヘアーカット事業」と、②「ノートPC用小型燃料電池開発事業」で考えてみます。集めた資金をどの部分に投資するか、経営判断です。
①ヘアーカットは、「新規出店」、「集客広告」、「本部組織」の3つ。
②燃料電池は、「研究開発」、「製造」、「営業」の3つ。
ヘアーカットの投資はどれも、売上げ(利益)に直結します。本部組織への投資は、店舗の効率化をはかりコストを削減できます。投資のレスポンスも短いスパンで判明します。集客広告であれば1週間で効果がでてきます。
一方、燃料電池では「営業」ですら売上げに貢献するかどうかわかりません。マーケットの需要がないかもしれないからです。一般に、技術ベンチャーの営業は投資対象ではありません。1ないし2人程度でエグゼクティブ営業で頑張るべきです。
となると、投資先は「研究開発」と「製造」になります。どちらも、収益につながるまで時間がかかります。投資が売上げにつながるまでに年単位かかることがあたりまえです。また、投資が適確であったか判明するまでにかかる時間も同様に長くかかります。(アーリーステージのベンチャーは、研究開発ベンチャーと製造ベンチャーで普通は分かれるので、両方が対象になることは上場したあとでしょうね)
「研究開発」にいたっては失敗の可能性すらあります。
つまり、技術ベンチャーに投資する場合はVCは、「経営者の営業力」、「研究開発投資力」の2点を重視して投資します。(しかしこれができてないVCが多いのも事実、なぜなら後者はフタをあけるまで判らないから)
自分自身のことを考えると、最近は技術ベンチャーはリスク過ぎてやりたくないって気持ちが強いです。参入障壁が低く競合がいようが、レガシービジネスの焼き直しだろうが、資金を営業に再投資することでビジネス規模が大きくなり、車輪を回す速度と精度にのみ気を使えばよいビジネスに投資したいという気持ちが強くなっています。
