テクノロジー: 2005年4月アーカイブ

ほんと物理に興味がなくなって久しいのですが、「ブラックホールはない!」なんて話は気になります。

「新しい事象が観察されるたびに理論が変わっちゃうなんて、ほんとなにもわかってないんだな」

あまり親しくない人がこんなことを言っていました。
当然といえば当然です、そもそも対象の観測可能な現象がほとんどないなかで、小さな観察事実を積み重ねてつくった「最もそれらしい理論」なわけで、どんな賢い学者様がつくったからといって、「絶対的に正しい」わけありません。

これだけなら聞き流せるのですが、その親しくない人は、

「なんにもわかってないんだから、難しい理論を一生懸命理解する必要ないよなー(笑)」

と続けています。こう考えてしまうのが世の中の大多数なんでしょうか?

小さな観測事実を少しずつ積み重ね、数式を展開して、少しでも精度の高いモデルを作成することは全く無駄ではありません。今回の発見があったのも、過去に作られたモデルの基礎がなければ到達することもできなかったでしょう。モデル化することで、他者との共有が容易になり、検証工程が加速されます。それによってモデルの瑕疵が発見され、新たなモデルと続くのです。

で、いまの自分の環境を顧みるに、ビジネスってほんと科学に比べてモデルの共有が進んでないなぁって思います。そもそもビジネスを定式化する方法ってあるんですかね?
生産、運搬、社内のワークフローなどのオペレーションに関するものは、ORとして随分と研究されているとおもいますが、契約が絡むようなビジネスモデルってどうやったら詳細にモデル記述できるんですかね・・・。
それに、そのような記述方法が見つかったとして、安定的に利用できる集約化された公式が発見できるのでしょうか?

うーん、なんか言っていることが判りにくいな・・・。
数学の例え話で言えば、今のビジネスの理論って、オイラー以前の数式の記法が安定していなかった頃と同じで、それぞれの流派がそれぞれ好き勝手な作法で、足し算や掛け算を記述しているようなもの。で、円の面積やら、三角関数やらをご大層に継承していっるような有様と一緒なき駕します。
質の悪い記法を用いていると、モデルの理解に大きな負担がかかってしまい新たなモデルの構築へいたる確率が減るものです。

1+1=2

1 に 1 を和すると 2 に転ずる
なんて書かなくちゃいけなかったら、ちょっと複雑な式を取り扱うだけでも気が狂いそうですよね。

19世紀以降の急速な科学の発展の影には、数式の記述の開発があればこそだって思います。
これと同じアナロジーが、経済にも外交にも心理にもいえると思うんですけどね。

あー、文章記述ももっと効率のよい記法を開発してほしいものです・・・。

dさんの日記より
ランダム生成された情報学論文が国際会議に受理される
作者(MITの学生)

おもしろいですね。

でも世の中の体裁が整っているかどうかという点を確認するためだけに、馬鹿みたいな労力がかけられています。
先日も、ある助成金に応募を出したのですが、申請書類での応募なんですよね。その書類を郵送やFAXではなく、わざわざ独立法人のビルまで持っていかなければなりませんでした。
なんと、その書類を人が目で見て確認するんですよ!!
書類のページごとの助成申請金額を電卓で足し算して確認するという、もうなんていうか・・・石器時代な気分でした。

XMLで申請・・・とはいわないけど、せめてEXCELでいいんじゃないの・・・って思いました。

ウィルコム、音声定額に申し込み殺到

ビジネスフォンの主たる契約者は「企業」であると仮定しよう。
携帯電話の主たる用途はなんと言っても通話機能である。メールやブラウザ機能も便利であるが、やはり会話用途だ。業務内容が、会話用途よりもネット機能を優先するのならば、会社はPDAとAirH"を容易することだろう。

で、あるならば当然コストパフォーマンスを高く意識するため、「コストパフォーマンス=効果/費用」が最大で、業務に必要十分な端末を選択するだろう。
PHSとFOMAではスペック上では10倍近い速度性能差があるが、月額2800円というのは魅力的だ。
会社全ての内線端末を廃止し、PHS一本に絞るならばPhonBoxの保守料金も全て消滅し、社員数×2900円ですむ。パケット定額制を利用しておけば、さらにいい!

しっかし、PHSから携帯にかける電話料金の高さはなんとかしてほしいものだ・・・

13.125円/30秒

高すぎです。

DoCoMoがフルブラウザ携帯M1000を発表しました!!

ほしい!!

一日中コンピュータから離れない私に、携帯でフルブラウザなんていらないだろう・・・、そんな冷静な心の声を無視してでも欲しい!
欲しい理由をまとめて見ました。

・SymbianOS搭載
・Bluetooth1.1搭載
・Opera搭載

・・・・あれ、なんかいままでしがらみのあった技術がてんこ盛りの気がする。
ここまでくると、昔研究していたPCとモバイルのデータ共有の必要性が現実味を帯びてくるなー。
研究始めてたのが1999年だから6年前か・・・懐かしい。

しかし、この端末一般ユーザを狙うとしては、ウンコ端末です。
・重さ168g
・カメラ131万画素
・iモード未対応

一般人は買わないでしょうねー。

ほんと独り言ですが、この端末の設計の前提は、「会社が社員に携帯電話を支給する」ということです。
世の中のトレンドとして、会社が社員に携帯電話を支給する割合・台数って増えているんでしょうか?
もしくは、この端末が登場したことで、会社が社員に携帯電話を支給する動機が増加でしょうか?

正直な話、M1000のためにだけ企業向けアプリケーションをポーティングするメリットがアプリケーションベンダーにないんですよね・・・。端末数が少ないからポーティングしない、アプリがないから端末が増えない。専用ブラウザが乗っているからポーティングは不要だと思われがちだけど、Webアプリケーションの多くが、この画面サイズを想定してつくっていないから、そうとう使い辛いはずです。

あとは、PDAが市場をもっていた組み込みに分野で、新規開発をするときの選択肢にって考え方もあるかとおもいます。携帯POS端末とかね。
POS端末ってプリンター機能がキラーなんですよ。切符発行したり、領収書だしたり、請求書だしたりと、単一端末でできるから素晴らしいところなんですよ。この端末がもう少し大きくても、プリントアウト機能が付いていれば、POS端末市場を席巻できるかもしれないですね・・・。

なんにしても、小型&スタイリッシュという要素を取り除いた時点で、現在の携帯電話市場では不当に低い扱いをされるでしょうね。