ニュース記事: 2010年6月アーカイブ

TechCrunchの記事を友人に紹介してもらって、このビジネスモデルが注目を浴びていることを知りました。

Piku割でサプライズを与えたいーついに日本でもGrouponレースが始まった!
Groupon旋風が日本にもやってきた。ピクメディア株式会社が4月20日にローンチしたPiku.jpはまさしく「日本版Groupon」だ。創業2年で推定収益$350M、週に純利益$1Mという数字が与えるインパクトは絶大だったということだろう。「日本のみなさんに驚きを与えたいとPiku.jpを立ち上げた」代表のDave Mori氏はEnglish OKという会社を日本で既に6年運営している。「ローンチは4月20日。テストを含めてもまだ1カ月ほどしか経過していない」会員数は非公開ながら勢いよく伸びているそうだ。

 一言で彼らのビジネスモデルを説明するならば「共同購入」で、古くからネットプライスなどがやっている「ギャザリングセールス」と同じです。(ネットプライスもDGと共同でQponを運営)

つまり、一定数以上のユーザで物品・サービスを購入することで、市場価格よりも安くするというものです。

既存のギャザリングと異なっているのは、「毎日ひとつだけお買い得商品が提示される」という点。

通常のギャザリングは、一定の人数に達するまで募集期間が続き、人数に到達すると募集が締め切られます。「10名以上で20%引き、50名以上で30%引き、100名で35%引き!」なんて感じです。場合によっては申し込んでから2週間くらい成立するかどうか分からない場合があり、実際に物品が手に入れられるのが先になってしまいます。

グルーポンは、「成立までに時間がかかる」という課題を解消するために、「商品の募集期間は1~2日だけ」と制約をかけることで、ギャザリングサービスを進化させたと言っていいでしょう。

募集期間1日ですと、「大量の商品を並べるのは困難」→「1日1個だけ紹介する」と割り切りをすることで、利用者にとって、「今申し込まないと次に商品がでてくるのはいつか分からない!」と焦燥感を抱くわけで、マーケティング的に効果が高いです。

そして、毎日商品を1つ紹介し続けることは、ユーザに取って「定期的にサイトを訪れるインセンティブがある」ため、集客した顧客のマネージメントを容易にします。

USのGrouponの中身を少し見てみましょう。

サンフランシスコの例です。15~35$くらいが中心価格帯で、どれも50%以上の値引きです。ツアー、エステ、飲食などが商品の中心です。

フリーペーパーにでてる広告と同じジャンルだと思えばよいでしょう。

エステなんかは一人新規顧客獲得の広告コストが1万円以上ですから、1000人も新規顧客が獲得できれば、1000万円以上の広告効果があるわけです。

一人集客の成果報酬を1000円程度、1地域2000人、50地域で広告をだしていると仮定して、一日1億円の報酬となるわけです・・・。ああ、儲かるわ、年間350億円近く売り上げあげているわけだ。

さて、良いことづくしのグルーポンですが、問題点はないのでしょうか?

「参入障壁が低い」、「広告商品営業」、「集客」あたりでしょう。

まず、参入障壁の低さはフリーペーパービジネスの参入障壁よりも低く、筋肉体質の営業を揃えて、広告商品を取り揃えればいいわけです。1~2名、優秀なWebディレクターがいれば、システム構築・保守などは外注でまかなえます。ちゃんと調べてないですが、Grouponの競合は多数生まれてるのでしょう。

広告商品営業は、Webディレクターの企画力と言い換えてもいいかもしれません。利用者にとって魅力的な商品を揃えるのと、出稿企業が広告を出しやすいサービス利用料設計をできないとサービスは迷走します。
グルポン系の広告商品としては、万人向けで、1000~1万円で、固定費が大きく変動費の小さい商品・サービスが向いているんですよねぇ。そうなると、どうしても店舗経営する飲食が中心になるんでしょう。(ホテルもいいと思うけど)

最後に集客は、いま現在は口コミでいけるでしょうが、後発サービスはユーザを集めるのに苦労するでしょう。広告主は同じようなものばかりあつまるでしょうから。

どれも企業努力で克服できる課題なので、勝ち残る会社は経営のうまい会社なんでしょうね。国内のサービスはこちら 開始2年で年商321億円、グルーポン系サービスの日本版まとめ によくまとまっています。

グルーポン系サービスが増えると、フリーペーパや雑誌内広告は、広告顧客を喰い荒らされて、相当利益を失うことでしょうね・・・。

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