ニュース記事: 2010年7月アーカイブ
リクルートのポンパレードがオープン早々に、失態を演じました。
Hotpapper感覚でクーポンをだしたのが原因です。
リクルートのクーポン共同購入「ポンパレード」、初日の出品から炎上騒ぎ
一見するとお得なクーポンだが、当初記されていたコースメニューをオーシャンカシータの自店舗Webサイトで確認すると、Aコース4800円の内容だった。しかも週末は使えない制限があり使い勝手が悪い。
そのため、「フルーツプレートとオリジナル演出が5200円もするのか」と不信感を抱くツイートがTwitter上にあふれ、ちょっとした炎上状態となった。ポンパレードのトップページではハッシュタグ(#pomparade)付きのツイートをリアルタイム更新しており、このクチコミ波及のための施策も結果的に炎上に拍車をかけた。
以前書いた記事でも、「営業マンのクーポン企画力」がサービスの成否を決めると述べましたが、まさに今回のトラブルは、営業マンの浅慮・グループクーポンビジネスへの無知が招いた事といえましょう。
グループクーポンが、既存のクーポンと異なるのは、「ユーザコミットメントが来店前に発生する」点です。
下図のように、支払いをサービスを受ける前に行い、来店できないリスクを負う代わりに、ディスカウントが発生しているワケです。

ポンパレードのレストランクーポンで、炎上が発生した理由は、クーポン購入者が負うリスクに対して、十分なディスカウントが行われいない点にあります。
一方で、店舗側もボランティアではなく「事業の推進」のために広告費を払ってまでクーポンを出しているわけですから、ディスカウント率も限界があります。全てのクーポンでディスカウント率100%、0円にしてくれと言っても無理な話です。
ユーザは、どのようなクーポンが良いクーポンか判定できるようになることが大切です。
では、どのようなクーポンがお得なのかを解説します。
1、クーポンサイトが集客のために発行しているクーポン
QpodのiTuneカード1500円→300円、ハーゲンダッツ商品券660→150円 など、クーポンサイトが新規会員登録を目的としているクーポンです。これらのクーポンは新規参入したクーポンサイトほど発行する可能性が高いです。
2、追加出費を必要としないクーポン
レストランクーポンなどは、アルコールが含まれていないクーポンが多数あります。仮に、6000円→3000円のコース料理クーポンがあっても、飲み物代が別に3000円かかるとすると、9000円→6000円となり、33%引きクーポンになってしまいます。Piku割のCave246のクーポンはカクテル2杯ついていて、追加出費が抑えられます。ニコポンのダイビングチケットなどもお得です。
3、金額の安いクーポン
単純に支払い金額の安いクーポンは良いクーポンです。(割引率ではなくクーポンの単価ですよ)
クーポンサイトは、「販売したクーポン金額に連動した」報酬体系で、お店側と契約しています。そのため店舗側が格安クーポンを提供したくても、クーポンサイト側が許可しない場合があります。しかし、クーポンサイトも格安クーポンをだして、サイト利用者を増加させたいため、両者の思惑が一致する場合があります。
一見ではわからない場合が多いですが、クーポンサイト側が、店舗に対して損失補償をしてでもクーポンをだしてもらっている場合があります。
4、条件の厳しいクーポン
購入できる枚数が少ない、利用出来る日数が短い・曜日が限られている、1日の利用者枚数に制限がある。
これらは、店舗の空席がある日に来店してもらいたいという動機のクーポンなので、比較的お得なクーポンがでている可能性があります。Qpodの獅子丸などは1日5テーブル限定しています。Gotiの飲み屋系クーポンもいつも枚数が少ない傾向があり、すぐ売り切れます。
お得なクーポンを見逃さないためにもクーポン一覧サイトで1日1回くらいはチェックするといいとおもいます。
次は店舗側の視点にたって、「どのようなクーポンを発行すべきか」を書くつもりです・・・きっと。
